子供の健やかな成長を願って飾る日本の伝統行事。せっかくなら決まった日取りに合わせて最良日に出しておきたいですよね。娘がお嫁に行くその日まで毎年出すひな人形についての疑問を解決するべく調べてみました。
ひな人形っていつ出すの?!
この日までに出さないといけない!という決まりごとはありません。ただ、昔から出すと良い日というのはあるので参考にして頂ければと思います。
オススメの日は→一般的に立春、大安、雨水に出すと良いと言われてます。
立春とは
立春は節分(2月3日)の翌日である2月4日
節分で豆まきをし邪気を取り除いた後なので縁起が良い日。
そして雛祭りは春の行事という事もあり、春の訪れに合わせるという意味合いも。
大安とは
大安とは六曜の中の1つで1番縁起が良いとされており、この日1日は何をしても物事が順調に運ぶので時間帯も気にする必要はありません。
その縁起の良い日に子どもの健やかな成長を願いながら出すという家庭も増えてきてます。
雨水とは
一年間を24分割した二十四節気の2番目にあたるのが雨水。立春から数えて15日目頃にあたります。
空から降る雪が雨に変わり氷が溶けて水になり春の訪れを告げる時期。
昔から季節の変わり目は縁起が良いと伝えられているんですよ。
2023年(令和5年)の雛人形を出すのに良いお日柄は…
今年の立春、大安、雨水にあたる日は⬇️コチラ
立春 | 2月4日 |
大安 | 2月7日、13日、19日、23日 3月1日、7日、13日、19日、25日、31日 |
雨水 | 2月19日 |
最もオススメな日は大安と雨水が重なる2月19日
もちろん、忙しくてこの日が合わないにしても子どもの健康や成長を願う気持ちがあればこだわる必要性はないです♪
ひな人形を出すのに縁起が悪い日はあるの?!
縁起が良い日が気になるのと同じように、この日だけは避けたいと思うのが縁起が悪い日ですよね……。私は物凄く気になったのでこちらも調べてみました。
ズバリ!ひな祭りの前日にあたる3月2日(旧暦でする地域であれば4月2日)
なぜこの日が縁起が悪いと言われるのか?
それは、前日に慌てて飾るという行為が一夜限りという言葉を連想させるため。一夜限りとはお葬式がそれにあたり急に準備をしなければならない出来事でそれに使用される物や花など一夜限りの物となり縁起が悪いと連想されています。
雛人形に限らず、お正月飾りなども前日に飾るのは止めておきましょう。
ひな人形はいつしまうのが良い?
こちらに関しても決まりはないのですが、できれば3月上旬頃には片付けるのが良いです。
お雛様は子どもの身代わりとなって厄を受けてくれるお守りなのでいつまでも出しておくと子供に「厄が戻ってくる」という意味合いから、ひな祭りが終わったら早めに片付けるという事を頭に入れておきましょう。
オススメの日は→一般的に啓蟄の日にしまうと良いと言われてます。
啓蟄(けいちつ)とは
一年間を24分割した二十四節気の3番目にあたるのが啓蟄。雨水から数えて15日頃です。
土の中で冬ごもりしていた虫たちが穴を開いて動き出し春が本格的に始まる時期になります。
2023年は3月6日が啓蟄の日になっています。
ひな人形飾りや片付け時に天気も気にするべき?!
飾るとき
飾る日は雨であると良縁に恵まれると言われてます。
ただ天候はどうなるか分からないので日にちにこだわるのであれば、あまり気にしなくても良さそうですね。
片付けるとき
片付ける日は晴れの日を優先にした方が良いです。
最近では昔ながらのお人形タイプとは別に木の雛飾りも人気がありますが、どちらにせよ雨の日や湿気の多い日に片付けてしまうと傷みやカビなどの原因となってしまいます。
翌年使用する頃にはもう使い物にならない、という悲しい結末になる可能性もあるので啓蟄の日を過ぎたとしても天候と湿度の優先をオススメします。
まとめ
子供を想って飾る雛人形。せっかくなら最良の日に合わせて準備したいですよね。
昔の人たちの教えを伝えながら子供と一緒に飾りつけや片付けをするのも良い思い出になるかもしれません。
ひな人形を何歳まで飾るのかという疑問や処分方法について記事にしているので、気になるかたは⬇️コチラもどうぞ♪
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